1貫40万円のウニ
Category: 雑記
Tags: ポエム
景気の良い話?
初競りでウニ400グラムに700万円の値が付き、1貫40万円の寿司として提供されたそうだ。ニュースで見た時は大層ご立派な漆の箱が付いていた。25貫握れるそうなので、単純計算で300万円の上がりか、景気の良い話だ。
話題のウニは富裕層の方々に美味しく食べられたそうで、その3割ほどは外国人だったらしい。 当該ニュースのヤフコメを見たら「値段以上の価値はない」「ムラサキウニよりバフンウニの方が美味しい」「夏が旬だ」などなど、水を差すようなコメントが目に入った。酸っぱい葡萄がたわわに実っている。
ウニ1貫が40万円に値するかは甚だ疑問ではあるが、その評価は食べた人にしか下せないだろう。スーパーカー、高級時計、ヴィトンなどもそうだが、一定以上の機能性を満たせば、あとは当人の自己満足の領域であって誰かが茶々を入れるのは野暮というものだと思う。
もはや安心して見れるのは大谷翔平のニュースくらいかもしれないが、それもやや食傷気味となっている。経済的豊かさと精神的豊かさはどちらが先にくるのか分からないが、寛容な精神を育みたい。